真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

歌舞伎町のど真ん中でポテトサラダを食べる

歌舞伎町のど真ん中でポテトサラダを食べたこと、ありますか?わたしはあります。

まだコロナ禍になる前に参加した飲み会で、なぜか土産にポテサラのパックを持たされたまま、だいぶ酔った状態で夜の歌舞伎町を彷徨った。

結局テルマー湯に泊まり、朝方入ったサウナと露天風呂で酒を若干抜いたあとに路上でパックを開けて、むしゃむしゃ食べて、そのまま帰った。

夜行バスを降り、ド早朝の新宿を闊歩しながらふとそんなことを思い出した。消灯前に眠剤を飲んだおかげで過去イチよく眠れた。良いんだか悪いんだかわからん。

ここ2年くらいすっかり忘れていた。街を歩くと記憶が蘇ってくるよね〜って話、今週の佐久間さんANN0でも聞いたな。

途中、現地調達予定だったものを揃えるために立ち寄ったダイコクドラッグでyonawo『tokyo (feat. 鈴木真海子, Skaai)』を耳にし、思わずマスクの下で「おおっ…」と感嘆の声をあげた。

東京ではじめて聴いたぞ!と思った(ずっと大阪で聴いていたので)。

 

お腹がすいたけど、松屋の朝定食の気分ではない。何を食べようか?と考えていたところ、『いわもとQ』の看板が目に飛び込んできた。すかさず入ってみる。

f:id:Ribboncitron:20220912003531j:image

モーニングメニューのかき揚げそば(冷)を注文。これがもう、噂通りのハイクオリティで朝から感動した。サクサクのかき揚げとそば、東京ならではのキリッとした醤油ベースのつゆの冷たさが素晴らしい三重奏を奏でている。あの味が数日経った今でも忘れられない。

目移りしてしまうくらいいろんなメニューがあった。次はなにを頼もうかな。天丼にしようかな。大阪というか関西のうどん文化に対して、関東はめちゃくちゃそば文化だよなぁ、と至るところに鎮座している立ち食いそば屋を見ながら思った。どちらにも住んでみてはじめてわかることってとても多い。

そばを食べたあとは久しぶりのテルマー湯へ。テルマー湯は「とにかくデカい風呂に入っているな」という気持ちにさせてくれるので好き。バーンと開けた感じのお風呂スペースも、露天で外気浴がバッチリできるところも良い。あんな都会の真ん中のゴミゴミした場所に立ってるとは思えないし、酔った日に何度助けてもらったかわからない。並々ならぬ恩がある。

ド平日の朝っぱらなのにかなり盛況だった。おそらくガールズバーかなんかの出勤を終えた女性たちの与太話を聞きながら髪を乾かし身支度を整える。そんな謎の時間が発生するのもこの立地ならではでおもしろい。

テルマー湯を出て、目の前にある東京吉本の本社にまたもや「おおっ…」となりつつ小田急線のホームへ急ぐ。何度となく見てるのにいつ見ても慣れない東京吉本本社。佇まいが異質すぎる。

 

母と下北沢駅で待ち合わせて、シソンヌライブ『onze』を観た。シソンヌライブは毎回母と観に行っていたけど、コロナ禍で現地開催が無くなったりしたので、一緒に本多劇場に行くのはどうやら3年ぶりらしい。

本多劇場の目の前の居酒屋の前を通り、そこで誰かと飲んだ気がするなぁと記憶をたぐった。頑張ってもまったく思い出せない。もはや飲んだという事実すらも忘れていた。

下北はなんかそんな感じの断片的な記憶が、そこかしこの道端にごろんと転がっている街だ。継続している記憶やものごとは、本多劇場にシソンヌを観に来ていることだけ。あとたまに古着も買いに来ていたりしただけ。

母とは定期的に電話しているのでそこまで久しぶり感はなかった。でも改めて対面で話して、やっぱちゃんと実家帰ろう、と思った。電話もいいけど会って話すのって大事だ。

シソンヌのライブを観たあとは、日々のなんてことないことをやたら慈しみたくなるし、周りの人にちょっとだけ優しくしたくなる。

毎年思うけど、今まで誰かが話題にしていそうでしてなかったテーマ選びも本当にすごい。配信チケットも買ったので次の週末に観よう。

シソンヌのライブを観たあとだからこそ、実家に帰らねば、と思えるようになった。気もする。

毎月吉本興業に金を納めているので(FANYプレミアムメンバー)前方席が取れて、母がとても喜んでくれてうれしかった。

母は久しぶりに大好きなシソンヌを生で観られて終始うれしそうにしていた。推しがいるって偉大なことだな。じろうさん、長谷川さん、いつもありがとうございます…。

f:id:Ribboncitron:20220912010758j:image

電子チケットを見せたあと、紙のチケットももらえた。とても粋な計らい。席番がなく公演日だけ記載されているので、風景や会場に貼ってあるポスターと一緒に写真におさめやすいのも良い。考えてくれた人、天才だ…と思った。

東京駅で買った好きな作家さんのクリアファイルにおさめて大切にしまう。

これに入れるとなんでも色校になる。意外と仕事のことを思い出してブルーになったりとかはしない。かわいい。

 

合間合間でで仕事もしてときおりブチギレつつ、そして落ち込みつつ、富士そばでカツ丼を食べて帰宅。カツ丼にくっついてくるスープというかそばつゆ、しょっぺえ〜。これよこれ。ちなみに関西の人に「しょっぱい」と言うと通じない確率が高い。

泊まったホテルがめずらしく若干ハズレだったことと、気持ち的にキツい仕事以外はとても楽しかった。

夜にカフェでコーヒー(眠剤なしで寝たいのでカフェインレスのやつ)飲みながら読書したのも良かった。

東京滞在中、マジで酒を1滴も飲んでいないし、新大阪のホームに帰ってくると落ち着く。やっぱりまた自分で自分にびっくりする。