真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

ダンスフロアに華やかな稲荷

『どう考えても素敵なことが起こるラジオを聞き逃した辛さ』について星野源さんが話していて、うわっこの人そういう感覚やっぱ持ってるんだな、ていうかリトルトゥースのTシャツ着ながらラジオ聞くのね、と何度目かわからない新鮮な感動を覚えた。自身を『マイクロトゥース』と表現するのにもグチャグチャに煮詰まったオタクならではの自意識(『わしゃがなTV』内でマフィア梶田さんに言われていたアレ)を感じて、無性にうれしい。飛び上がるほどにうれしい瞬間がたくさんあるラジオだ、星野源ANNは。

印象的な部分だけネットニュースに切り取られがちな番組だけど、彼の声で聞くことにこそ意味があるようにわたしは思う。

そのあと聞いたオードリーANNで春日さんが風船太郎レースの話をしていて、ちょうど『あらびき団』を観た直後だったのでかなり興奮した。オチの美しさに思わずため息。風船太郎さんはやっぱりすごい。

 

定期的にやっているスペースを開いてフォロワーのみんなたちとたくさん話した。ちなみにわたしが複数の人たちのことを「みんなたち」と呼ぶのは、他の誰でもない田村ゆかりさんの影響です。田村ゆかりさんと書いて、唯一神と読む。

いつものことながら、みんなで好きなカルチャーの話を持ち寄るのは楽しい。それこそ『花束みたいな恋をした』の話じゃないけど、自分の好きなものを持ち寄ってテーブルを囲んで話すのは恋愛でなくたって楽しいのだ。恋愛だけが特別ではない。と、最近よく考えている。ちょっと前までガチガチの恋愛脳だったのに不思議なもんだ。2ヶ月前の自分ってもうほとんど他人に近い。

その中でフォロワー氏がハム太郎の話をしてくれて、咄嗟に『とっとこハム太郎 あいしてるでちゅ』の存在を思い出して話した。

そうそう、原作のハム太郎は1匹じゃなくて複数のハムスターなんだよな。マルチバース…ともまた違う概念?もしかしたらあなたが飼っていたハムスターもハム太郎だったのかもしれない。

この『とっとこハム太郎 あいしてるでちゅ』におけるハム太郎はかなり人間臭いというか、嫉妬深くて好きだった。飼い主の女の子に恋をしていて、ボーイフレンドにむき出しの嫉妬心をぶつける様子に子どもながらに共感していた。ハム太郎の原作本の中でもこの作品が飛び抜けて好きで、ボロボロになるまで読んだのを覚えている。

うわあすげえ読みたくなってきた、実家にまだあるはずなんだよなあ。今度帰った時に確認しよう。できることならいま読みたい。バレンタインにぴったりの嫉妬心むき出しの話だったように思う。いま考えると、むかしから好きなストーリーの傾向がそこまでブレてないんだな。

楽しい会話の中で、いままで忘れていたけど好きだったものの話を思い出す。そんな瞬間が愛おしかった。あとシンプルに、人の好きなものの話聞くのって楽しいよね。その対象がなんであれ。こういう場をもらうことで、『好きなことについて話す』という行為そのものにも向き合える気がして、そこも好きだ。

酒やめたいなって成人してから5億回くらい言ってるけどやめられそうな気配が一切ない。

本当はやめたくないんだと思います。

 

『酒の席で永野を論破したら10万円』観た。それはもう凄まじいレベルで面白かったけど、なにも書くことはない、というか書けることが数えるほどしかない。そういうライブも好きなのだなと思った。

永野さんの話、ずっと聞いていたい。シンプルに、なんの誇張もなしに傷ついたポイントが2箇所あったのに、それを差っ引いてもおもしろいからあんまり気にならなかった。誰かを笑わせる行為と誰かを傷つける行為ってすごく近しいところに存在しているんだな。もしかして世間はもう気付いているんだろうか。

アーカイブを1週間残すのに覚悟すら感じるライブ。圧巻でした。永野さんの酔っ払ってるのに妙に説得力のある語り口がクセになる。

 

クリープハイプ『ニガツノナミダ』を聴きつつ寝る。