真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

走らなきゃ息がとまりそう

すげえつまんねえオンライン会議が毎月あって、ほぼ2時間ぶっ通しで転職サイトを眺めている。つまんねえなぁ、もう辞めてやろうかな、と思いながらも、いざ求人を見てみると今の会社より惹かれる会社がなく、『やっぱしばらくの間はここにいるのが正解なんだろうな』と思い直すタイミングでちょうど会議も終わる。毎月、自分の立ち位置を確かめるいい機会になっているので、ある意味貴重な時間ではある。

 

5年前のことは不思議なほど記憶に残っている。

当時、全然できないのになぜか営業職に就いていたので、いつも通り3秒に1回くらいの間隔でため息をこぼしながらカツ丼をつついていた。数字がてんでダメで、なんでダメなのかもわからなかったので毎日詰められていた。あの定食屋はたしか埼玉県庁の近くだったような、そんなに近くもなかったような、そこは曖昧だ。

でも、カツ丼食べ終わって商談に向かう途中でスマホいじってたら、信じ難いニュースが目に飛び込んできて『うそでしょ』と呟いたのはめちゃくちゃ鮮明に覚えている。

なにを隠そう、わたしはいまでも実感がないのだ。まだどこかに居る、と思っている。まあ居るんだけど。いつも居るのは知ってんだけど。彼女を見送る会は、その職場(ドチャクソブラック企業)の社員旅行とかぶって行けなかった。社員旅行の行き先は箱根だった。なんの因果だよって思って、笑えないけどちょっと笑った。そんなことを毎年思い出すしこれからも必ず思い出すだろう。

居ないということは、居るときよりもずっと濃く強く『そこに居る』ということなのだな、とたびたび思う。

いま前を向いて突き進んでいる彼女たちのことを応援する気持ちと、ほんの少しでもいいから時間を巻き戻したい気持ち、どちらも嘘ではない本当の気持ちなのでここに書き残しておく。

5年か。まだ5年。もう5年。

どちらの気持ちもある。

毎年2月8日は、そんなことをぐるぐると考え続ける日。彼女のこと、彼女たちのことをより一層思う日。あなたはわたしの新・青春そのもの。今までもこれからも。

マネージャー・うっちーがあげてくれた職員だよりの写真を見ながら、なんのときの写真かほとんど分かるなぁと思い胸がギュッとなった。