真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

ハッチポッチ観たいだけなのだが(SAKANAMONライブにあわせた宮崎旅行記)

ずっと書き溜めてた記事を放出しようシリーズ②。

 

九州って実は一度も行ったことなくて。

引っ越してちょっと距離が近くなったし、せっかくの藤森元生さんの凱旋ライブだし、ということでなんの躊躇いもなくチケットを取って飛行機に乗った。ら、

・当日まで忙しすぎた&飲み歩きすぎたあまりホテルを取り忘れる(朝に電話してギリギリおさえた)

・搭乗受付の締め切り2分前に関空に着く

・火力の強いライターを手荷物監査で没収される

・1つどうしてもやらねばならん仕事があり、宮崎駅のカフェに駆け込み死んだ目で作業

など、ADHDならではの限界エピソードが大量生産されてしまった。でも全部なんとかなったのでこれはもうある種の才能なんだと思うんですよね。ホテル、ギリギリに取る場合はネットより電話のほうが効率がよい。キャンセルが出ている場合があるからです。

こういう融通を効かせられるのでひとり旅行が好きなんだと思う。誰かといると致命傷でも、ひとり救うくらいなら全然大丈夫。わたしの腕ひとつでどうにでもなる。

 

11月初旬の宮崎はびっくりするほど暖かい。

飛行機でこじらせた頭痛が、暖かさによって幾分か和らいだような気がした。

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ドやばいレベルの整理番号のチケットを持っていたけれど、まだ間に合うやろと余裕ぶっこいてチキン南蛮を食べに出かけた。(結果的に間に合った)

これがもう笑っちゃうくらい美味しくて。夢中になりながら食べたのであっという間になくなってしまった。途中で会社の人から『メール見ました?』という電話がかかってきてもブチギレずに済んだのは、紛れもなくチキン南蛮の美味しさのおかげだ。有給サンキューなYeah、の気持ちで穏やかに対応できた。

またあのチキン南蛮を食べるためだけに宮崎に飛びたい。すっかりチキン南蛮っ子になってしまい、大阪市内でも何軒かまわって食べてみたけど、やっぱり『おぐら』のチキン南蛮がいちばん好きだった。ああ今も食べたい。食べたいよう。あの絶妙な甘辛い味はどうやってつけているんだろう。もはや再現してみたい。それくらい好みだった。今年食べたものの中でもトップレベルで好きかもしれん。

タルタルソース、むかしは苦手だったのにすっかり食べられるようになったな。『おぐら』のタルタルは、濃厚なんだけどくどすぎなくてそれがまた美味しかった。

 

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ドやばいレベルの整理番号のおかげでドやばい場所で観られたライブ、大好きな『僕の登下校』をこの場所で聴けたことに対する喜びがそれはもう、すさまじいものだった。大阪に着くまで何度も頭の中で反芻したし、音源も繰り返し聴いちゃったよ。

宮崎の土地は想像よりもずっとのどかであたたかくて、雰囲気ものんびりしていて、藤森元生さんはここで育っていろんな感性を磨いてきたんだな…と思うと、立っているだけでとんでもなく感情を揺さぶられた。間違いなく特別な一夜だった。

『ARTSTAR』という大名曲を高校生のときに書いていた、という事実にいつも驚かされるんだけど、今回はじめて藤森元生さんが生まれた土地に降り立ったことで、なんとなく合点がいったというか点と点が線でつながった感じがすごいした。勝手に。すごい勝手にだけど。

豊かな自然と澄んだ空気によって育まれたものが、あの曲の中には確かに閉じ込められている。

まもなく15周年イヤーを迎えようとしている中で、特別な場所でライブを観られるありがたみを噛み締めながら過ごした。あと、どの場所で観てもゆるくて肩肘張ってないMCが好きだ。ずっと聞いていたくなる。

3人のラジオ聞きてえな…と思ったらちょうどFCコンテンツが更新されたのでこのあと聞こうと思います。

あ、『つつうららか』を宮崎ではじめて聴けたのも、めちゃくちゃうれしかった。宮崎のことを想ってうたった曲です、と言っていたとおり、宮崎がまとうあたたかい雰囲気にぴったり。『つつうららか』のおかげで宮崎がより大好きになった。

 

余韻で3秒に1回ペースでため息をつきながら『スパぱうぱう』へ。
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地元の方のいこいの場、という趣でとても好きだった。そしてロゴがかわいい。流行りのネオン管。

サウナでアナ雪2を観たら、面白いシーンでなかなか出られなくなってのぼせかけた。

外気浴もしっかりできて、デッキチェアで横になると空に満月と星が浮かんでいるのが見えた。『ARTSTAR』の景色っぽくていいな、と思って、ちょっと涙ぐんでしまった。オタクはすぐ泣く。

 

予想よりも遠い場所にホテルを取っていたのが判明し、『スパぱうぱう』を出てしばらく歩く。適当に電話をかけたので場所を大して把握していなかった(ADHDしぐさ)。途中の道で酒とつまみを買い、デカい声でSAKANAMONの曲を歌いながら歩いた。そこそこ長い道中でもすごく楽しかった。

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夜の宮崎駅の感じがなんか好きで、無心で写真を撮っていた。歩いている人もあんまりいなくて、静かだけど、寂しい感じではない。とても好きな景色だった。サウナで得たととのいが加速していく。

ホテルに着いたあと、夏休みさんがスペースに誘ってくれたのでまた酒を買い足して長時間しゃべった。旅先のホテルでも友達とつながれるし、さらにいろんな人ともつながれる。いい時代だなあと思った。音楽のことやお笑いのことなど、遅くまでざっくばらんに楽しく話した。

またデカい声でSAKANAMONの曲を歌いながら、日向夏サワーを買い足しに出た記憶が鮮明に残っている。

 

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翌日、ギリギリ二日酔いを免れた状態で帰路につく。ホテルの朝食ビュッフェが復活しており、うれしい。ホテル泊の醍醐味は朝食にあると思う。

空港で思い出したようにマンゴーパフェをいただく。美味しかった。今度はもっとゆっくり来て食べたい。

 

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滞在時間がものすごい短かったし、行きは遅め&朝早めの飛行機に乗ったのでたいして観光もできてないけど、好きな人が生まれ育った土地で大好きな音楽を楽しめただけでも来た甲斐があった。今でもああ楽しかったなって思いだしてニヤニヤしちゃう。そういう瞬間をかき集めて、お守りみたいに握りしめたまま生きていきたい。改めてそう思う旅だった。

とりあえずまた一刻も早く、あのチキン南蛮を食べたい。今度はビールと一緒にいきたいところです。