今日も今日とて梅田を歩いてみる。土地勘がある人に案内してもらうことでだいぶ鮮明になってきたがまだ進捗(進捗?)50%くらい。案内してもらう人を変えていってなんとか会得したいですね。梅田。通りすがりにCreepy Nutsの広告を見かけて興奮するも、オタクを隠しているので写真撮りたいですと言いだせず悔しい。
大阪ライブ1本目 pic.twitter.com/Gx8F03pd6z
— すみ (@__0227ml) 2021年11月1日
いそいそと職場を抜け出し、ライブ会場へ。
はじめて行くので不安だったけど、わかりやすい場所にあってすぐ到着できた。
開演前にまわりから聞こえる話し声が当たり前のようにみんな関西弁で、またソワソワする。ああわたしは大阪にやってきたんだな、と改めて思う。
先攻、CAT ATE HOTDOGS。あえて一切聴かずに行って正解だったのかもしれない。
1曲目のイントロを耳にした瞬間、『あ゛ぁあ゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛!?!?!?!?!?!?!?!?!?これ何!?!?!?!?え゛!?!?!?何が起こっとる!?!?!?』って混乱しちゃったくらい、べらぼうにかっこよかったのだ。第一印象の衝撃がとてつもなくドデカい。スピーカー横にいたので、轟音に耳を吹っ飛ばされそうになりながら必死に食らいついた。
音楽ライターの方とか、詳細なレポを書く方とか、理性保てててすごいなーと思った。わたしは好みの音楽と対峙した瞬間、一気に人の形を保てなくなるし言語がうまく喋れなくなる。マスクの下でずっと口開けながら観てたし聴いてた。
MCによると、SAKANAMONがすごく好きで今回のイベントの対バン相手にも指名したとのこと。ありがたい。生の現場でのこういう出会いは、本当になにものにも代えがたい尊さに満ちている。SAKANAMON好きなバンドの音楽なんてそりゃ好きに決まってるじゃんねえ。首藤義勝はギターロックなんかかけないでっつってたけど、ギターロックはいつの時代もわたしにとっての正義だし、クソみたいな現実を切り裂いてくれるエクスカリバーのひとつだよ。デカくてうるさいギターの音でしか救えない心がある。
つい名前出しちゃったけど他意はないよ首藤義勝。ごめんね。許してほしいよ。『OSAKA SANTAN』大好きだよ。
CAT ATE HOTDOGS、関西を拠点に活動しているらしいので今後も観に行きたい。すごく好きになった。大阪ないし関西拠点のバンド、どんどん開拓していきたい。楽しいー。
これとかさあもうむちゃくちゃになるほどいいじゃん。何度も何度も聴きたくなんのよ。
いちばん好きだなあこれと思った曲がAppleMusicにない。CD買うかあ。
後攻、SAKANAMON。いつもの『コミュニケーション・ブレイクダンス』の出囃子ひさしぶり!うれしい。
大阪のライブハウスはガイドラインに則ったところ、いつの間にか声出しOKになっていたらしい。控えめではあるものの確かにみんな声を出していた。『幼気な少女』で声を出した途端、こらえきれなくなった涙が出た。
毎日クソみたいなニュースも流れるけれど、明るい兆しは少しずつ見えてきている。その兆しを逃さないように、誰とも喋らずまっすぐ家に帰ることとかは引き続き徹底していきたい。バミリもマスクもない大好きな光景、はやく戻ってきてほしい。
まさに『理外が芽生えるように』と願わずにはいられない夜だった。不思議さは、ヘンテコさは、人の道から外れたおかしさや面白さは、すべて平穏のもとに成り立っている。
やっぱりこの曲ってもっとたくさんの人に届くべきだと思うんだよね。昨今のサウナブームもあるしさ。歌詞カードを見ながら、それぞれの一節の冒頭をよーく読むとあることに気づく…という代物で、藤森元生さんの類稀な才能がまたひとつ開花しているようにも思う。
各サウナ施設のエントランスとかで流してほしいんですけどマジでどこに働きかけたらいいんでしょうね。今日はあえて目を閉じながら聴いてみたんだけど、本当にサウナ→水風呂→外気浴を経たあの無の境地が、アメーバ状態が、目の前のすぐそこにあったもんだからびっくりした。まさに『音とととのう』ってこういうことでしょうよと。サウナ行きたい〜。藤森元生さん、『大東洋』行けたかしら。
本編ラストの『箱人間』からのアンコールでの『クダラナインサイド』を聴いたことで、なんか、やっとこの土地でも背骨がスッと通ったというか、自分の足でちゃんと地面を踏み締めて立てるようになった気がした。表現難しいんだけどマジでそう思ったのよ。
やっぱりSAKANAMONはすごいんだよ。彼らの音楽にどれほど救われているか、わたしの拙い語彙ではまだうまく伝えられずもどかしい。いつか表現できるようになりたくて、日々日記を書いている。そうじゃなきゃ宮崎のチケットなんて取らないよ。忘れてなんてやるものか。
大阪にきて初めてのライブがSAKANAMONであること、本当に言葉にし尽くせないくらいうれしくてたまらない。こういう夜をいっぱい作っていくことで、ここでもきちんと自分の足で生きていく。
帰り道、歩いて帰れそうだったのでもらった謎のアルコール飲料を飲みながら歩いてみるも、道に迷ってタクシー拾って最寄りまで向かった。さっそく自分の足で歩けてねえじゃんという話。でも道わかったのでオールOK。次からは歩ける。
酒飲んで寒くなったので、肉まん買って食べながら歩いた。寒い季節はこれができるので好きだ。
良いライブのあとは酔いがまわる。勢いで書いたのでのちのち修正したくなるかもな。
梅田Zeela、はじめて行ったけど好きな感じの箱だった。観やすい。変な柱とか邪魔な障害物もないし。よい。
あー、爆音で耳がニョミンニョミンしてるの本当幸せ。酔っ払ったので寝る。