真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

厚木・イン・ワンダーランド

行ってきましたよ、東名厚木健康センター。

神奈川育ちのラッコちゃん。

 

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着いて早々に、『サ道』で蒸し男くんが装着していた布マスクを購入する。満足。

ラッコちゃんプリントがとてもかわいい。

 

フロントに立ちこめる薬草のいい香り。慣れるまでちょっと時間がかかるけど、氷のおかげでだんだんコツが掴めてくるガッツリ高温サウナ、高温サウナの反動でより気持ちいい水風呂。そよ風がちょうどよく当たる外気浴。びっくりするくらい肌ツルッツルになる塩サウナ。

落ち込んだときにこの文字面を眺めたら元気が出る気がするので、書き連ねる。

もはや『住みたい』と思った。ここに住めたらどんなにいいだろう。『サ道』原作に出てくる、サウナ暮らしのサラリーマンの話を思い出した。

 

外気浴スペースの椅子に腰掛けていると、隣におばちゃんが同じく腰掛けてきた。

足にボディーソープの泡がついている。『泡ついてんぞババア』と内心悪態をつきながら眺めていると、『ごめんなさいね、空いているのに隣に来ちゃって』と話しかけられたので一瞬面食らった。

ごめん、こっちもまあまあ悪態ついてたよ。お互い様だな。

そして、目の前に生えている木を眺めながら『これ、ゴムの木かしらねえ』と問いかけてきた。おそらくゴムの木だと思う。実家の庭にも生えてたので、なんとなくわかる。

記憶を辿りながら『多分そうですね』と返答することができた。小さい達成感。田舎育ちでよかった。また薄く世界とつながれたような気がした。

おばちゃんの足についていた泡は、いつの間にか流れて消えていた。

ひとの一面だけ見て、善か悪かを判断するのは簡単だ。ひとは一面だけで判断できないよ、と仕事でもいつも憤っている。我が身かわいさ故に視野が狭まって、他人のほんの一部しか見ずに批判する人のなんと多いことか。でも、わたしもおばちゃんの一面だけを見て悪態をついたわけで、蓋を開けてみれば優しく話しかけてくれる人だったわけで。

簡単だからこそ、誰しも簡単に陥ってしまう間違いルートだからこそ、怖い。

露天風呂の横についているテレビが映し出す青空とブルーインパルスの画や、交通規制の様子を見ながら、そんなことを思った。

 

サウナ上がりに食べる味噌ラーメン、めちゃくちゃ美味しい。サ飯、久しぶりだ。

飯じゃなくて飲みものだけど、駒込は『ロスコ』の濃い抹茶ハイが恋しい。また飲みたい。

サウナ3セット→ご飯タイム→漫画タイム→サウナ3セットで完全に解脱。神奈川にもちゃんとワンダーランドが存在します。通います。ありがとうございました。

漫画は、途中まで集めてたけど最近追えてなかった『推し武道』を読んだ。ところどころ人目も憚らず笑ってしまった。

平尾アウリ先生、かわいい女の子を描けるだけでなくギャグセンスも鋭いとなると、いよいよ天才の域だと思うんだよな。オタクの絶妙なキモさが愛おしくて、大好きだ。

 

途中で生田〜新百合ヶ丘ら辺を通過したので、すかさず『パズル』を聴く。

丘の上から中原岬がこちらを見ている気がして、ときめいた。

パズル (feat. Nino)

パズル (feat. Nino)

  • provided courtesy of iTunes

なつかしくなって、アマプラでまた観る。定期的に観ている。

わたしの価値観に間違いなく影響を与えた作品。ホームページのデザインがいにしえのそれで、あまりのノスタルジーにしばらく苦しむ。

 

同時期のチバテレビのアニメラインナップ、改めて凄かったなぁと。

あの時間がなかったら、今ごろどういう人生を歩んでいたんだろう。真っ暗い部屋で引きこもったまま、子供部屋おばさんになっていたのだろうか。

あの時期のアニメは、わたしを家の中に引き留めて離さなかったし、外の世界に出るために背中も叩いてくれた。やっぱり特別だ。

いまは『小林さんちのメイドラゴン』を再生しながら、そんなことを思っている。