真夜中の洗濯機

長期記憶にするための覚え書き

交換の音

この自粛期間で気づいた。

甘いものがあまり好きではない。

人並みには食べるけれども、たくさん食べたいとは到底思わなくなった。

酒を飲むようになったからかもしれない。しょっぱいもののほうが好きで、よく買うことをやっと自覚してきた。

この前、とてもひさしぶりにスニッカーズのファミリーパックを買った。甘いお菓子を買ったの、マジで3ヶ月ぶりとかかも。さっそくひとつ開けて食べる。ぎっしりと詰まった甘み。ぜんぶ食べ切れるか少し不安になった。

 

その反面、ポテチがとにかく好き。堅あげポテトが特に好き。下手したら毎週買ってるかもしれん。昔はうす塩一択だったけれど、最近はブラックペッパーばかり買うようになっていた。でも、この前近所のスーパーに行ったらブラックペッパーがまさかの品切れだったので、うす塩を買って帰る。すっかりご無沙汰していたうす塩、こいつを味変させることに決めた。リッツパーティー感覚で、さっそくアボガドをのせて食べてみる。結構、いやかなりおいしい。アボガドの濃厚な旨みと、堅あげポテトのガツンとした歯ごたえ・噛むたびに溢れる塩っけのコンビネーションがたまらん。アボガドを醤油漬けにしたらもっと美味しいかも。どっからどう見ても塩分の過剰摂取なので、食べ過ぎ注意の組み合わせだ。あと、今度はキムチとも一緒に食べてみようと思う。自分、何にでもキムチを合わせる女なので。

それにしても、アボガドってなんであんなに美味しいのでしょうか。野菜切るのすらもめんどくさがるクソズボラ人間のわたしでも、アボガドだけはつい買ってしまう。丁寧に醤油漬けにして酒のつまみにするときもあれば、ただ切ったものをお刺身みたいにわさび醤油につけてごはんにのせて食べる時もある。アボガド1個でごはん2杯は食べられる。米の甘みとアボガドの甘みのマッチング指数はエグい。サーモンとアボガドの漬け丼が食べたくなってきた。サーモンも大好きで、一時期は柵ごと買って適当にブツ切りにしてごはんのお供にするのにハマっていたなあ。お腹すいて眠れなくなってきた…。

 

心をじわじわと蝕まれるようなニュースがはびこる日々の中で、藤井風さんの「帰ろう」という曲に助けられている。逆立った心をそっと撫でてくれるような曲。アルバムの中でいちばん好きかも。先週がリリース週ということもあり、ラジオでもパワープッシュでずっと流れていて、TBSラジオでもニッポン放送でもたくさん聞いた。『好き!』と言いながら嬉しそうに「優しさ」をかける松永さんも、永井大さんの話の流れで『永井風』と言い間違える平子さんも愛おしい。かけがえのないラジオの時間を、好きなアーティストがさらに彩ってくれて嬉しかった。

 

SNSが普及して、ひとの思想に触れる機会が多くなったからか、自分と合わないものを徹底的に排除したがる空気がここ近年より強まっているように思う。わたしも、数年前までは紛れもなく"そちら側"の人間だったからこそ分かる。いつも他人に期待し過ぎて裏切られたような気分になって、そのたびに悲しくて、悲しみは怒りに変わって、やがて暴力的な言葉に変わった。でも本当にごくごく最近になって、「そういうのもういいじゃん」と思えるようになってきた。排除すること、分断することに何の意味があるのか、ここ数日ずっと考えている。わかり合えなくても、わかり合えないことを認めてそれぞれ生きていくことをしたい。少なくともわたしは。 

 

帰ろう

帰ろう

  • 藤井 風
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes