深夜ラジオが大好きです。
無職になってからはほぼ毎日好きなだけ、まさに浴びるように聞いている。
今回はどうしてこんなに好きなのか、いつから好きなのか、記録に残してみることに決めた。
あるひとつの作品を読んだから、というきっかけもある。
ルーツは、文化放送の声優ラジオ。『DearGirl〜Stories〜』(通称:DGS)と、『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』。この2番組が特に好きで、毎週欠かさず聞くのがお決まりのルーティーン。
土曜の夜はアニスパ→こむちゃ→黒うさ→RADIOアニメロミックス→DGSの黄金タイムテーブルが確立されていた。
DGSの体当たり企画やバラエティに振り切った内容や、いたずら黒うさぎで語られる根暗エピソードとご本人の持つラブリーな世界観とのコントラストにすっかり夢中になる。
自分の部屋をもらいたてだった10年前、まだベッドと机しかない殺風景な部屋の真ん中にラジカセを置いて、ドキドキしながら聞いていたことをいまでも鮮明に覚えている。当時はまだradikoはなくて、クソ重たいラジカセを2階の部屋まで運ぶ面倒な工程があった。それでも、聞くのをやめたことは一度もなかった。
大好きな声優さんの声で語られる、近況の話や出演した作品の話。リスナーからのお便り。雑誌のインタビューを読むのもいいけど、やっぱり本人の声が直接聞けるラジオという媒体が好きで、『声』が生業の人たちを愛する私にとって日に日に特別なものになっていった。
その後、 『オールナイトニッポン』や『JUNK』の存在を知り、ますます深夜ラジオにのめり込んだ。
しかしここ数年、仕事をはじめとした現実のできごとに追い詰められ、趣味の時間をもつ心の余裕は少しずつ失われた。現実世界の色がみるみるセピア調になっていく。ただ流れるだけの風景。忙しさはすっかり心を蝕んだ。
そんな中、ある本と出会い「またラジオ、聞いてみようかな」という考えに至る。
それが、『明るい夜に出かけて』という本。
まさしく深夜ラジオをモチーフにした小説。夜をさまよう数人の若者たちが『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』(実在したラジオ番組)をきっかけに繋がり、現実世界とラジオをはじめとした非現実世界を行き来しながら関係を築いていくというお話。
表紙カバーの写真がニッポン放送のラジオ・ブースなのもとても良い。
一度も足を踏み入れたことがないのに、とても親しみのある風景。
特に印象的な箇所が2つほどあり、下記に引用させていただく。
イヤホンをして再生ボタンを押すと、一時の時報が鳴り、『JUNK』のジングルが鳴り響いた。胸がときめいた。いつも、いつも、いつも、時報とジングル、この音を聞くと、スイッチが入る気がする。俺という人間のスイッチが。
CMや曲の時、俺はよく窓を見る。少しだけ明るい窓を。アルピーの声は、そこから入ってくるってわけじゃないんだけど、窓の外は都市の闇で、その薄明るい闇を越えた先に、東京の有楽町のニッポン放送の建物に、明るいラジオのブースがある。パーソナリティーがしゃべるところ。コンビだと向かい合ってしゃべる。番組のホームページにブースの写真が毎回載るけど、いつも楽しそうな写真。
深夜の光の源。
明るいラジオ・ブース。
陳腐な表現だけれど、「なんで私の感情がこんな具体的に言語化されてるんだ?」とはっきり思うほど共感しまくった。
きっとラジオリスナーなら、多くの人が共感できるはず。
いつものジングル、楽しい時間の幕開けを想せる。オールナイトニッポンの場合は時報と「ビタースウィートサンバ」のセット。
また、主人公・富山は『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』のヘビーリスナーであり、金曜深夜は必ず夜勤のコンビニバイトを休んでリアルタイムで聞いている。
(実際に金曜深夜1時〜3時間で放送されていた番組だった)
この気持ちもわかり過ぎる。富山が別の部分で言っていたとおり、ラジオはナマモノだと思う。徹頭徹尾・リアルタイム文化。一週間、一ヶ月前の録音を聞いても、あきらかに“鮮度”が落ちる。言葉で表現しづらい部分が、どこか確実に色褪せてしまう。パーソナリティーが生放送でしゃべっているのなら尚更。好きなラジオは、なるべくタイムラグがなく“鮮度が保たれている状態”で受け取りたい。
ラジオをハブにして築かれる人間関係や、富山ら登場人物たちがラジオをはじめとした好きなものに向き合う様子、互いに良い影響を及ぼしているさまを目の当たりにし、「大好きだったラジオ、また時間をつくってちゃんと聞こう」と前向きになれた。
私の心も富山たちと同じで、どこかで明るい光を放っている深夜のラジオブースに何度も救われていた。そのことをやっと、日々積み重なった記憶の山から引っ張り出すことに成功した。
つくづく好きなものに生かされている人生よ。
深夜ラジオの面白いところは、大きく3つあると思っている。
1つ目は、前述のとおり番組でしか知り得ないラジオパーソナリティーの人となりを知ることができるところ。しかも、本人の声で直接しゃべっている様子を聞ける。
しかも、それがテレビなどから伝わるパブリックイメージとはまた異なったものだとさらに面白い。
例えば、『星野源のオールナイトニッポン』では『きみが抜く物語(きみ抜き)』という、「中身を見なくてもタイトルで抜けてしまうような架空のAV作品のタイトル」をテーマにしたコーナーなど、下ネタに特化したコーナー*1が複数存在する。
普段からエッセイやトークの様子などを知っているファンからしたら「ああ…好きだもんね、FANZAでAV買うの……」となるが、歌番組やドラマなどでしか彼を知らない人からしたら意外に感じるだろうし、そんな新たな一面が新鮮に映り、興味を持つ人も少なからずいるんじゃないかと思う。
ラジオは喋っている様子が見えない。その分、パーソナリティーもテレビより少しゆるくリラックスして喋れる環境だ。ファンからしても、ラジオという閉じた空間で展開されるフリートークなどで好きな人の新たな考え方や価値観を見つけられるのはとてもうれしい。好きな気持ちがより立体的になっていくような感覚が、そこには確かにある。
2つ目は、「内緒の秘密基地感」をパーソナリティー、リスナーと共有できるところ。
深夜ラジオをリアルタイムもしくはradikoのタイムフリーで追いかけて聞くような人は、正直あまり多くないのかもしれない。
実際、友達に「radikoってアプリ、知ってる?過去のラジオも1週間前までなら無料で聞けるんだよ」と言っても「何それ?ていうかラジオとか聞いたことない」と返されることが圧倒的に多い。
それくらい、ラジオというのは閉じたツールだと常々感じるけれど、閉じているぶん「俺たち・私たちだけが知っている遊び場」という意識が自然と生まれる。
会ったこともなく、顔も本名も知らないのに、ラジオネームだけはっきり記憶している人は何人もいる。ハガキ職人とかはやったことがないけれど、「あ、またこの人のメール読まれたな」といつも思う。
好きなラジオのパーソナリティーがテレビに出ていると、つい前のめりで見てしまう。
誠に勝手ながら、親近感の湧く仲間が増えたような気さえしてくる。
深夜、ひとり暗闇の中で過ごす時間も、ラジオブースの光があれば寂しくはない。どこかと静かに繋がっている。
ちなみに、スタッフさんの名前も覚える。パーソナリティーがよく放送作家をはじめとしたスタッフさんの名前を呼ぶので。一時期は諏訪勝さんが作家についているラジオばかり聞いていたけれど、最近は福田卓也さんが作家についているラジオばかり聞いている。
寺坂直毅さん(星野源のオールナイトニッポン構成作家)に至っては、星野源さんのライブに登場して前説を務めていた。生ではじめてその姿を拝んだときは感動した。生で見る寺ちゃん、とにかく声がいい。
3つ目は、パーソナリティーの趣味、またラジオ番組同士のクロスオーバーを通じて好きなものをさらに増やせるところ。
最近だと、アルコ&ピース平子っちが数年前にアメトークで犯した”ある失敗”の話が、『アルコ&ピース D.C.GARAGE』と『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』の間で何度もこすられたのが最高だった。
この2番組は、それぞれTBSラジオとニッポン放送の番組だけれど、ときには局をまたいだクロスオーバーが起こる。そこもラジオの醍醐味のひとつだと思う。
ちなみに、佐久間宣行さんはテレビ東京の局員であり、『ゴッドタン』のプロデューサーだ。テレビ局の局員がニッポン放送でラジオを持っていることもまたクロスオーバーといえる。テレビとラジオの垣根を超えた話が興味深く、佐久間さんのラジオも時間を見つけてはよく聞いている。
『アメトーーク!』のプロデューサーであり、平子っちに鉄の制裁を加えた張本人*2こと加地さんがちょうどその話が出た直後あたりにゲストに登場したり、そのあとゲストに来た千鳥がいい塩梅でイジっていたのもとても面白かった。
好きな人たちによる局を超えた掛け合いによって、新たな笑いのポイントが生まれる。
ラジオが持つリアルタイム性を存分に活かした楽しみ方だと思う。
あと、最近一番ハマっている『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』もクロスオーバーの宝庫だ。
さまざまなクロスオーバーを実現させてきたが、最近ホットなお相手はなんと菅田将暉さん。彼もオールナイトニッポンのパーソナリティーを務めていて、ふとしたきっかけから始まったR-指定氏との軽いビーフ*3などの掛け合いを経てとうとう彼のラジオにゲスト出演することになった。
何週にもわたって菅田さんの話を聞き続けているので、だんだん菅田さんへの親近感も湧いてきた。Creepy Nutsとの出会いを「オールナイトニッポンというマッチングアプリで出会った」と表現しているの、最高でしかない。さらに親近感湧きまくり。
来週のCreepy Nuts出演情報(現時点)。SPウィーク状態です。
— 『ラジオの時間』編集部 (@time_of_radio) 2019年8月1日
5日(月)
『SCHOOL OF LOCK!』、『菅田将暉のANN』
6日(火)
『アルコ&ピース D.C.GARAGE』、『Creepy NutsのANN0』
7日(水)
『ACTION』(ゲスト・R-指定)、『佐久間宣行のANN0』
8日(木)
『NEXT JAM』(@FM)
Creepy Nutsのふたりは来週たくさんのラジオに出演することになっているが、その中には『アルコ&ピース D.C.GARAGE』も含まれている。
ちなみにアルピーとDJ松永氏の間では、過去こんな"ディス合戦"があった。
この経緯を知っているリスナーからするとついニヤリとしてしまうゲスト出演だけれど、本人たちは「もう仲直りは済んでいるので、話すことがない。とりあえずうまい定食屋の話などをする」と言っていた。
来週の放送が今からとても楽しみだ。
…といった具合に、閉じた媒体ならではのある意味身内ネタっぽいクロスオーバーを感じることも多く、好きな番組が多ければ多いほど楽しい。好きなものが増えれば増えるほど、生活に鮮やかな色がついていく。
本人たちの好きなものや趣味の話も比較的熱いうちに、タイムラグなく話されることが多いので興味深い。
例えば、星野源さんのラジオではよく洋楽がかかる。私は普段まったく洋楽を聴かないけれど、星野源さんが発信したものを中心に少しずつ聴くことでだんだん知識がついてきた。
ビリー・アイリッシュが好き。かわいい。
アニメやゲームの話もよくしている。大流行した『けものフレンズ』のことは、星野源さんのラジオではじめて知った。いま思い出した。
ほかにも書いたらキリがないほど、街に出かけた際に話題になっていたものを見かけると「◯◯さんが好きって言っていたやつだ」「あ、◯◯さんがこないだ買ったって言っていたやつ」とか考えることが圧倒的に増える。
本人がしゃべって良さを伝えてくれているからか、不思議と情報が頭に残りやすい。実際に買ってしまうことも多い。
そこから新たな出会いが生まれ、気づくとパーソナリティーよりも自分の方がのめり込んでいるパターンも決して少なくはない。
最近はオードリー若林正恭さんが話題に挙げていた「Apple Pencil」がめちゃくちゃ気になる。便利そう。
気づけば5,000字も書いてしまった。
とにかく、私はラジオが大好きだ。この楽しい時間が未来永劫ずっと続いて欲しい、と本気で願っている。
はてなブックマークを漁ってたどり着いたこのインタビューで、ひとつ印象的な部分があったので引用させていただく。
(石井さんも板川さんも、大好きな番組に数多く関わっているスタッフさんだ)
ラジオは音声メディアで、見えないからこそパーソナリティの方も力抜いて喋ってくれるという側面があるんですね。例えばテレビの現場でカメラが回ってスタッフもたくさんいて「なんでもしゃべってくださいよ」って言われても、絶対喋れないってみなさん言う。でもラジオは小さいブースに作家と本人しかいなくて外も3人くらいしかいないので、全く意識せず喋れるから本音が漏れるという。
それに対してネットでの(ラジオ放送)書き起こしというのが、結構今問題になってるんですけど。ネット上に勝手に書き起こしがアップされて、全体の文脈から一部が切り取られて、そこだけが注目されて炎上することがあるんですよね。ちゃんと放送全体を聴けば意味が違ってくるんですけどね。いい話を文字にしていろんな人に拡散して番組を聴いてもらうっていうのはいいんですけど。そういう側面と、「炎上しちゃうからもう喋るのやめよ」っていうのが両方ある状態で。どうすればいいかなと思ってます。
上記の書き起こし問題や、Youtubeに上がる違法アップロード音源問題など、ラジオの今後にまつわる深い部分にまで触れているインタビューだった。お時間ある方はぜひご一読を。
おふたりのおっしゃる通り、時代が移ろう中でラジオというメディアの在り方もどんどん揺らいできている。
全部を一気に解決するのは難しいけれど、書き起こし問題に関しては自分自身も変な切り取り方をして火をくべてしまう可能性が0とは言い切れないので、内心かなり怖い。
自分が炎上することで、結果的には大好きな番組やパーソナリティーに傷をつけてしまうことになるからだ。
でも、いい話や面白いくだりはできれば共有したい。なんとも難しいが、結局のところ潮目は自分で責任持って見るしかない。時代に合わせて、リスナーもラジオも少しずつ変わっていくしかない。
最後に、曜日ごとに好きなラジオ番組を書いて終わります。
■火曜日
『アルコ&ピース D.C.GARAGE』
⇒私の中での火曜日ラジオ最強説。好きな番組ばかり。『爆笑問題カーボーイ』も時間があるときは聞く。
最近はとにかく『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』0にハマっている。大ハマり。
ヒップホップユニットという深夜ラジオリスナーからいちばん遠い場所に属している(であろう)ふたりなのに、話を聞いていると他人とは思えない。高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビューの名は伊達ではない。深夜ラジオリスナーの持つ精神とあまりにもマッチしすぎている。
このラジオを聞いてから日本語ラップにも興味が出て、毎日の録画リストの中に『フリースタイルダンジョン』が仲間入りした。
今度出るアルバム買います。なぜなら、我々もCreepy Nutsの一員なので。
そのアルバムに収録され、表題にもなっている「よふかしのうた」は「オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー」公式テーマソングである。
MV撮影の舞台は、まさかのオードリー春日さんの自宅「むつみ荘」だ。リトルトゥース(『オードリーのオールナイトニッポン』リスナーの総称)が思わず反応してしまう小ネタがふんだんに散りばめられている。なんと美しいクロスオーバー。
■水曜日
『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』
⇒まずはゴッドタンをはじめとした、テレビ番組の裏話などをニッポン放送で聞ける非日常感に毎回ワクワクする。あと、テレビマンならではのコネを使った豪華ゲストの面々がすごい。個人的には千鳥のふたりを読んだ回がめちゃくちゃに好きで、何度も聞いた。収録前にレモンサワーをガンガン引っ掛けてくる大悟、さすがリスナーの期待を裏切らない。
加地さんゲスト回で言っていた「オードリーと千鳥で企画書を出している」と言っていたくだりが忘れられない。絶対に実現してほしい。
『山里亮太の不毛な議論』もたまに。久しぶりに聞いたら、「子供達を責めないで」の子供さんの声がまた変わっていた。
■木曜日
⇒最近なかなか聞けていないけど好き。「週刊おぎやはぎ批評」のコーナーは最高。あと、ずいぶん前のスペシャルウィークの「ゴースト小木スターズ」があまりにも強烈で未だに鮮明に覚えている。Wikiで調べたら2010年の企画で戦慄した。
■金曜日
『霜降り明星のオールナイトニッポン0』
⇒「エンタの神様」の話、「ぷるるんっ!しずくちゃん」の話など、同世代ならではの共感できるトークが多い。
単発時代、リスナーが送ってきたつまらない大喜利ネタを粗品くんが未だかつてないほどこき下ろしていたのが衝撃的で、そこから聞き始めた。
あとはたまに『バナナマンのバナナムーンGOLD』を聞くと、ヒムペキ兄さんのコーナーで日村さんがハイクオリティのモノマネを披露しているのが楽しい。
最近聞いた中だとORIGINAL LOVEの「接吻」がヤバかった。全然最近ではない気がする。
■土曜日
『オードリーのオールナイトニッポン』
⇒大好き。10年前は『Dear Girl〜Stories〜』と放送時間が丸かぶりしており、泣く泣く2時から1時間だけ聞いていた。2番組とも聞けるようになった時、radikoのありがたみをいちばん強く感じた。
今週の放送は、春日さんが重量挙げの大会を控えているためお休みしており、代打としてアンガールズ田中さんが登場していてめちゃくちゃに面白かった。若林さんとの魂のプロレス。あれこそ変な文字起こしをしたら炎上しかねないネタばっかりだったので、お時間ある方はぜひタイムフリーで聞いてみてほしい。ほか弁のくだりだけバズっていたのは見たけど、あれ以外にも面白いところたくさんあったよ!!!
気づけば8000字書いていた。この記事を書くことで、自分が今までどれだけラジオを聞いて笑って、心を救われてきたのか改めてわかった。
南海キャンディーズ・山里さんが「生きていていてよかったと思う夜はたくさんあります。みなさんのおかげで」と言っていたのを聞き、思わず涙が出たこともある。*4
パーソナリティーの発言の端々から感じられる、ラジオへの愛着もまたうれしい。お互いに大切に思っている空間の中で、楽しめている時間は幸せそのものだ。
せっかくradikoという革新的なアプリが生まれたので、少しずつでも好きな気持ちを共有したくて、そして発信したくて、今やっとこの記事を書き終えた。8350文字分。
合わない人には、たぶん徹底的に合わない。だが、それでいい。そこがいい。
明るいラジオブースの光を介した静かなつながりが、これからも未来永劫ずっと続くよう、暗闇の片隅から切に願っている。
あと、まだまだ色んなラジオを聞きたいので、面白い番組あったらぜひ教えてください。
おわり
*1:『夜の国勢調査』という、リスナーの性体験をハガキのみで募集するコーナーもある。地味に好き
*2:後日談として、4年の出禁(?)の末に平子さんがアメトーーク!「もっと売れたい芸人」に出演するという話が先日解禁された。オンエアがとても楽しみ
*3:ヒップホップ用語で「喧嘩」を意味する。歌詞(リリック)で特定の相手を攻撃することだそうです。肉ではない
*4:例の結婚会見の直後に放送された『山里亮太の不毛な議論』より。自身の大好きなフラワーカンパニーズ『深夜高速』のフレーズを引用したひとこと。彼はいちばん最初の結婚の報告をラジオで行うため、マスコミ各所に情報が漏れないよう数々の工夫を凝らしていたという。ラジオ愛を感じられるエピソードが嬉しかったし、あの回は歴史に残るすばらしい放送だった