おばんです。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
いっさい花粉症じゃないので春の訪れによる苦しみは特にないのですが、メンタル的には結構しんどい今日この頃です。
メンヘラ、環境の変化がとにかく無理。
今回はそんなメンヘラの精神の歪みをやわらげている大好きなバンド、「SAKANAMON」の話をします。
すげえ良いんだよ。本当に。もっとたくさんの人に聴いてほしいし、知られてほしい。
●SAKANAMONとは
日本のスリーピースロックバンド。バンド名の由来は「聴く人の生活の"肴"になるような音楽を作りたい」という願いから。
”サカなもん”というマスコットキャラクターを従え、独特のライブパフォーマンスを展開している。
だって。(Wikipedia参照)
2008年から活動してる。結構キャリアが長い。
●好きになったきっかけ
私、一応社会人をやっているのですが、会社で起こったいろんなことに心が圧迫されてしまっていたときがあったんですね。ちょうど1年前くらいのお話。
1年目に在籍していた部署でやらかした度重なるミスの影響から、異動してからも些細なミスで人よりも怒られるようになってしまい、怒られることを恐れて萎縮する悪循環から抜け出せなくなってました。
人の話していることがうまく理解できない。飲み込みが遅くて仕事もなかなか覚えられない。この苦しみのあまり泣きながら帰る日もしばしば。
(男遊びに走ったのもこれがいちばんの理由ですが、この話はまた追々)
「私は人よりも劣っているんだ」
「人より少し変なまま、誰にも認めてもらえず死んでいくんだ」
そう思い込んでしまう日々が続き、びっくりするほど寝つきが浅くなったこともありました。
できないことから逃げずに仕事はきっちり頑張れよという話だし、わかってはいるのですが、どうしても心がダメになってしまっていて。
そんなときにたまたま聴いたのがこの曲。
疾走感しかないメロディーもさることながら、サビのこの歌詞を聴いた瞬間、おもしろいぐらいにブワーーーーと鳥肌が立ちました。
怒りや痛みが溢れて
塞げ無い不安から逃げ出したいなら
縛り無い世界からお届け
今は悩まない様に
PLAYER PRAYER - SAKANAMON - 歌詞 : 歌ネット
だって逃げたかった。頑張るしかないけど、どうしても逃げたかった。
自意識過剰ながら「どうしてこんなに私の気持ちにピッタリな曲があるんだろう」と不思議になったほどでした。
基本的に自意識過剰なんです。良くも悪くも。
そのあと立て続けに聞いたのがこの曲。
あまりにびっくりして、涙が止まりませんでした。
こんなに真正面から心に入り込んでくる曲あるのか、と。
陳腐な表現だし、サブカルロキノンクソ女がよくやる「待ってマジで、泣きそう(笑)」みたいなツイートをいつもバカにしてたけど、撤回します。泣けるもんは泣けるんだよ。待ってマジで、泣きそう、ってなったもん。ていうか泣いたもん。
どんなうだつ上がらない今までも 長いフリだと思うんだよ
でかいオチが待っているだろう 今は精々のたうち回れ
クダラナインサイド (cue MIX) - SAKANAMON - 歌詞 : 歌ネット
今のうだつが上がらない日々も長いフリなのかもしれないな、でかいオチのためにもっと頑張ろう、と思えるようになったのは、この曲に出会ってからでした。
グズグズな毎日を否定せず、まあ毎日大変だけど一緒に頑張っていこうや、と背中を押してくれるような、私の人生においてとても大事な一曲です。
できることなら記憶を消してもう一度まっさらな気持ちで聴きたい。あの衝撃をもう一度味わいたい。
●好きなところ
SAKANAMONの好きなところは挙げていけばキリがないのですが、抜粋していくつか。
曲がいいのはもちろんのことなので割愛します。
①ちょっと変
ちょっと変なんです。何もかもがちょっと変。
具体的に言うと、さっき引用したWikiにも書いてあった
”サカなもん”というマスコットキャラクターを従え、独特のライブパフォーマンスを展開している。
これとか。
サカなもんくんのビジュアル。こんな感じ。
この子がメンバーと一緒にステージ上にいて、ヌルッとした存在感を放っているのです。
一度見たらなかなか忘れられないビジュアルでヤバい。あと地味に可愛い。
(※褒めてます)
あと、TENGAとコラボしたり。
そもそもPVも変だったり。
あと、ホタテ型のジャケットでCDを出したり。
でも、その変なところが最高にかっこいい。
「ちょっと変でも生きてていいんだよ、ホラ僕たちもこんなに変じゃないか」って肯定されているみたいだし、
「変なことをやっている人たちが最高にかっこよく頑張っているんだから、自分ももっと頑張らなきゃ」って心から思えます。
最近読んだボーカルの藤森さんのインタビューもむちゃくちゃ良かった。
②ライブがすごい
とりあえずこれ見よう。話はそれからだ。
「CD音源だと上手いけど。。」みたいなバンドいっぱいあるけど、SAKANAMONはむしろその逆で。生のパフォーマンスがとにかくすごすぎる。
シンプルに歌と演奏がうますぎて「歌うめえかよ」って呟きながら口ずっと開けて見てた(語彙力なくてすみません)
昨年末にモーモールルギャバンとの対バンに行ったのですが、客層も穏やかな感じですごく観やすかったので、邦ロック系のライブ慣れてないよ〜な人でも比較的安心して見られるかと。
MCも全くかっこつけてなくて大好きです。
現地で見てもらえればすべて腑に落ちる、と、思う。
●まとめ
長々書きましたが、何が言いたいかというと
①ちょっと変でバチボコかっこいいSAKANAMONは最高
②SAKANAMONに人生救われた
③みんなもっとSAKANAMON聴こうや
ってことです。
やることなすこと変だし、好き嫌いめっちゃ分かれるバンドだと思うけど、刺さる人には刺さる。と私は信じています。
あと、一番大事なことはこれ。
④5/19(土)にZepp Tokyoでライブがあるから絶対行こう
SAKANAMON(サカナモン)|ライブ/コンサート/ツアーのチケット情報・販売・購入・予約|e+(イープラス)
これです。
こんなクソかっけえバンドのライブが東京で、しかも土曜日開催で(バンドのライブは平日開催も多いから社会人としてはなかなか行きにくい)観られるなんてアツい以外の何物でもないでしょ。とりあえず行こう。「とりあえずビールかな」くらいのノリで。
個人的には、環境が変わった新生活がしんどい人とか異動先で上司に怒られ続けて自己肯定感下がりまくってる人とかにぜひ生のSAKANAMONを観てみてほしい。絶対元気もらえるから。私がそうだったように。
SAKANAMONのライブがあるので、私は5月病にはなりません!!!
大好きなバンドの大好きな曲をずーっと聴き続けるためには、おうちでYoutube漁るだけじゃなくてCDを買って、チケットを買ってライブに行って、物販でTシャツタオルラババン買って、経済まわしていかにゃならんのですよ。ものすごく当たり前のことだけど、ものすごく当たり前のことだからこそ、忘れてはいけないなーって最近すごい思います。
別に義務感を感じながら行く必要もないですけどもね。ただただ生のパフォーマンスが観たいから行くっていうのが大前提で、その塩梅が難しいところ。
好きなバンドは?って聞かれて「SAKANAMONです」って言うと「えっ?サカナクション?」って言われること超あるけど(むしろサカナクションも大好きだけど)
SAKANAMONがずっと大好きです。これからもずっとずっと推してまいります。
アゲッ!!!