先日書いた記事を予想以上に多くの方に読んでいただいた。ありがとうございます。
声優オタク、私立恵比寿中学にハマる - どうみてもポメラニアン
でも正直、この記事だと文字数の関係で8人全員のすばらしい『声』についてまったく言及しきれなかった。悔しい。まだまだこの感動を書き残し足りない。
同じくあまり触れられなかったものがある。先日発売された私立恵比寿中学2ndアルバム「金八」 。これがまたすさまじい破壊力にあふれたアルバムで、ドルオタ以外の人にもにぜひぜひ聞いて欲しい超名盤なので、今回はそんな『金八』を声フェチをこじらせた声優オタク的視点も交えつつ少しだけ紐といてみようと思います。
ちなみに音楽的な知識とかはまるでないです。悪しからず。
アルバム発売記念のツーショット会、楽しかったな…。
進撃の真山 pic.twitter.com/49FaXcbs3H
— ちゃんさの (@sanocco) 2015, 2月 1
(まさか自分がアイドルとツーショットを撮ろうと思う日が来るとは…)
1.私立恵比寿中学の日常(Prologue):二乗の事情
前回アルバム「中人」にも入っていた小芝居仕立てのトラック。まさかの教師役をまかされる私の推し(真山さん)。
それにしても2分半のトラックの脚本がしりあがり寿ってまず豪華すぎるのでは。中学生っぽい適当なノリと思い込みがどんどん加速していっておもしろい。個人的に好きなセリフは小林歌穂さんの『事情が、あるんだ、司会の人…。』。悟ったような謎のテンションについ笑っちゃう。小林さんのこの謎に説得力のある喋り方がこのあと出てくる曲でも存分に猛威をふるってる。
2.金八DANCE MUSIC
めでたくMステ出演を果たすきっかけとなった曲。だってまるまるフル尺で最初から最後までMステに出たい歌なんだもの。
忙しない展開が最初から最後までひっきりなしに続く前山田節全開の曲。唐突にCMに入ったりラップパートがあったり、本家Mステでおなじみの”あの”ギターが急に聞こえてきたりする。どれくらい忙しないかと言うと聞き終わった後、ジェットコースターを降りたときみたいな疲労感にちょっとだけ襲われるくらい。でも私は好きです。笑
一番最初に聞いたときから思ってたけど『Mステ~~~!!!』とか『次は私立恵比寿中学でーす』とか、見ていて・聞いていていちばん引っかかりやすいであろうパートを廣田あいかさんに任せているのが最高すぎる。見つかる気満々じゃないか。
金八DANCE MUSIC - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
自分の曲がランクインしたら
ワイプでオーバーリアクション
でもダントツ好きなのはここ。松野莉奈さんのパート。
松野さんはうるわしく大人っぽい容姿とは裏腹に子供っぽい無邪気な面がある素敵な人で、声が他のメンバーより低めだからこそパンチの効いたパートをたくさんもらっているように感じる。「金八」収録曲では特に。松野莉奈さんがアイドルを続けてくださること、誰よりも汗をかいて誰よりも無邪気な笑顔ですらりと伸びた四肢を惜しげも無くさらしてくださることにオタクはもっと感謝して日々を噛み締めて生きたほうがいいに決まってるんだよ。松野さんの声があるからこそエビ中楽曲がバシッと締まる。
YO みかんが腐った YO
みかんが腐った YOYOYO
保存状態が悪くて YO
湿度が高くて
ここだけ引用するとなんの曲だよってなるなあ…(笑)
ここも松野さんのパート(YO!はユニゾン)。「みかんが腐った」はおそらく『3年B組金八先生』の「腐ったみかんの方程式」から来ているはず。現役中学生(エビ中現場には意外とたくさんいる)が元ネタに気づくのかどうかはさておきいちいち芸が細かい。松野さんが歌うラップが絶品すぎるよ~。もっと聞きたいよ~。歌詞がこんなんなのにかっこいいよ~~。この後に入る中山莉子さんのあどけなさMAXな『YO DJ!』との対比でますます松野さんの絶品ラップが活きてくる。
学芸会とか言ってきたけど
でっかい箱 辿り着いた
次のステップに進みたいの
大人の人達 よろしくちゃん
学芸会~は真山さん、次のステップに~からが廣田さんのパート。
真山さんの「辿り着いた」にかぶさる星名美怜さんの疑問符つきの「辿り着いた~?」と廣田さんの「よろしくちゃん」にかぶさる中山さんの元気よい「よろしくちゃん!」がとってもキュート。この部分にはじまった話ではなく、エビ中楽曲を聞いていて細かいコーラスにハッとすることは多々ある。他にも好きな箇所が山ほどあるんですがキリがないので次にいきます。
『金の卵が8個くらい』の『くらい』がエビ中っぽい愛にあふれてて好きです。
3.未確認中学生X(金八Ver.)
9人時代の楽曲の8人バージョン。
中山さんが鈴木裕乃さんからもらったまったく加速しなさそうな『加速度ぐんぐん上げましょう』と、小林さんが杏野なつさんからもらった後回しどころか永遠に手をつけなさそうな勢いすら感じる『今日も宿題は後回し』がひたすらに良い。
ラストの『もしかしてぇ~!?』も杏野さんの『もしかしてー!↑』とはぜんぜん違って最高。ふたりとも最高。おちゃらけ感満載な小林さんかわいい。
4.テブラデスキー~青春リバティ~
前の記事でさんざん言及しまくった『誘惑したいや』を生み出した田村歩美(たむらぱん)さん曲。9人時代の憂いを帯びた楽曲郡とは打って変わって毎日を自由に懸命に駆け抜けているような力強さを感じさせる女の子たちの曲。
テブラデスキー〜青春リバティ〜 - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
アブラカタブラ手ぶらでブラブラ 隣りの人にこんにちは
中山さんパート。あどけない歌声に思わずニヤニヤしてしまう。この抑揚があまりなく、でもどこか味のある歌声をずっと聞くことは不可能なんだろうなあと思うと途端にセンチメンタルな気分になる。こんなに明るく舌ったらずなかわいい声なのに。中山さんの声は不思議だ。そんな明るいのになぜか涙を誘う中山さんの声と田村さんのつくりあげるピュアな世界観がぴったりマッチしてて心地よい。
振り返りざま電信柱と ぶつかりましたさようなら
続くこのパートは真山さん。曲の雰囲気にあわせてちゃんと幼めの声をつくってる。好き…。
エイゴニホンゴ脳内戦争 バク転したら百万点
「ひゃくまんてーん!」ととびきりあかるく歌い上げる小林さん。小林さんの明るい声を聞いていると毎日背負っている重たい荷物なんてどうでもよくなる。そのへんにブン投げて全力疾走したくなる。もうちょい身軽になってみてもいいんじゃない?重たいでしょ!あっはっはー!と笑いながら諭されているような気分になる。彼女の声はここでもやっぱり謎の説得力に満ちてる。
5.キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~
随所にエビ中の象徴ともいえるチャイムの音が盛り込まれたある意味「原点回帰」を思わせる曲。8人体制のアルバムにこういう曲を入れてくれるのは嬉しい。アツい。
よーく聞いてみるとソロパートも出席番号順にやって来てる。
キングオブ学芸会のテーマ〜Nu Skool Teenage Riot〜 - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
サビの『高校以上一生在校生』を星名さんと真山さんの年長組ふたりでそれぞれ歌っているのもアツい。
幸せだなあ
なんか 幸せだなあ
どうしようもなく 幸せなんだなぁ
なによりも衝撃的なのはこのパート。小林さんの声に秘められた謎の説得力がここにきて一気に爆発する。ラストに『いいだろ?』と問いかけられたらもう首を縦に振ることしかできない。転入組ふたり(小林さん・中山さん)の声はどちらもタイプの違う不思議な魅力に満ちているので一瞬たりとも聞き逃せない。
6.私立恵比寿中学の日常(Interrude):早弁ラップ
最高だ~~~~~~インタールードのままにしないでこれで1曲書いてくれ~~~~~!!!!と叫びだしたくなる名曲。女の子のゆるいラップは至宝。
ユニゾン部分のほどよい脱力感がクセになって思わずリピートしちゃう。
私立恵比寿中学の日常(Interlude):早弁ラップ - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
そんな言葉遣い いけません
真山さんパートだと気づくのに時間がかかった。びっくり。すごい。そっと囁くやさしい声音。好き…。
先生に隠れてたべるから 格別なんだよなー!
松野さんパート。食べるのが大好きで無邪気な本人のキャラクターと少しかぶってておもしろい。先生に隠れてカップ麺をすする松野さん、意外と想像に難くないかもしれない。そして本当においしそうに聞こえる。『ずずずーうまい!』最高。
7.バタフライエフェクト
この曲を引っさげた春ツアーではじめてエビ中のパフォーマンスを生で見たので、思い入れのある曲。
バタフライエフェクト - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
信じてよ ビューティフルドリーマー!
私はここだよ
信じたい ビューティフルドリーマー!!
この曲に限ってはソロパートよりラストのユニゾンが好き。新体制になってはじめての表題曲のラストで『私はここだよ』と主張するのがなんだか象徴的な気がして。
8.ちちんぷい
どことなく青春パンク臭がして、アッパー極まりない曲なのになぜか涙腺にくる。ソロパートの分け方が他の曲と比べて若干細かい印象。
前良し!後ろ良し!発車します!
重度の鉄オタな廣田さんにぴったりのパート。「早弁ラップ」の松野さん同様、本人のキャラクターとかぶる歌詞をその人自身が歌っているのがよい。
ガキにしか出来ない事もあるぜ!
柏木ひなたさんの小さく華奢な体から発せられる力強いシャウトを聞くといつも目が覚める。小柄でかわいらしいルックスからは想像も出来ないほどのディーヴァっぷり。男勝りともとれる熱のこもった歌いっぷりを見せた次の瞬間にハイパーかわいいくしゃっとした笑顔を咲かせる柏木さんが超好きだ。転入組の加入で「エビ中の末っ子」ではなくなりぐんと大人っぽくなった彼女からますます目が離せない。
9.U.B.U. (8人Ver.)
8人Ver.になってより「うぶ」な魅力が増した楽曲。
あたし うぶなキミが好きだよ
今はまだすべてを 知らなくていいかな?
やはりここの星名さんパートに尽きる。星名さんはどこにいてもどこを歌っても星名さんだとはっきり分かるくらいよく通る高い声、「女の子らしさ」の象徴のような声の持ち主で、そんな星名さんが歌い上げるいじらしさの塊のようなこのパートがやっぱり大好き。『今はまだすべてを 知らなくていいかな?』というフレーズはいつか大人になってすべてを知ってしまうかもしれない可能性をほんの少し漂わせている。その「いつか」は出来ることならまだまだ先であって欲しいな、とついつい願ってしまうオタクのエゴ。
10.フユコイ
タイトルの通り、冬の儚さを感じさせる切ないロックチューン。
有明コロシアムではじめて聞いたときから少しアニソンっぽさのあるメロだな~と思っていたけどフル尺で聞くとますますアニソンっぽい。アニメのEDっぽい。
伝えたい この気持ちだけは最後まで言えないままでいい
柏木さんパート。柏木さんがもつ絶対的な歌唱力は「フユコイ」のような楽曲だとより一層活きる。エモいとはまさにこのこと。
細かく台詞も入っていて個人的には超好み。ゾクゾクする。
さようなら 春が近づいてあなたに会えなくなるんだね
ここの安本さんも好き。
エビキュリで唐突に一回歌われただけなのではやく現場でのパフォーマンスが見たいけど、冬の歌なのにツアーは春だ。ちゃんちゃん。
11.PLAYBACK
PLAYBACK - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
今回のアルバムの中でぶっちぎりで1番好き。『金八』を買っていない人もこの曲だけはぜひ買って聴いてみて欲しい。本音を言うとこのアルバムは曲順もふくめての名盤だと思うので通しで聞いて欲しいのですが。
壮大なサウンドに乗った彼女達の歌声がもはや神々しい域にまで到達してる。完成度の高いトラックに引っ張られることなく、あえてガチガチのオートチューンに頼り切らずそのままの声を残したのも英断だったように思う。
海底に潜む シーラカンス
ゆっくりと進化 照らし出す
中山さんのプリミティブな声のおかげでシリアスになりすぎずちょうどいい塩梅で聞ける。中山さんが発すると『シーラカンス』という生物もなんだか空想上の生き物っぽく聞こえてくるのは気のせいかしら。もともとあんまり身近な魚ではないけれども。
共にこの想い あたためてゆくから
廣田さんのやさしい声音が神々しさに拍車をかけ、『PLAYBACK』という楽曲の神秘性も増幅させている。
感じ取れる この先の光 見に行こう
何といってもここの安本彩花さんパート。いっしょに見に行こうよ、とそっと手を差し伸べてもらっているような錯覚に陥る。以前は「エビ中のボーカロイド」と呼ばれるほどの歌唱力だった安本さんの成長っぷりには新規でも目を見張るものがある。キャリアを積んで確かなテクニックを手にしつつも根っこの純粋な部分がまったくぶれない安本さんの声が大好きだ。安本さんの声を聞いている瞬間だけは全人類にやさしくできる気がしてくる。
『願わくば今はそばにいて』『生まれ変わってもそう 君のまでいて』等、今まさに大きく羽ばたこうとしているエビ中の今の姿と重ねて聞けるような歌詞に思わず涙してしまう。
『夢叶う時間(とき)限られていて』ここなんか100%ぴったりだ。エビ中の夢が叶うときはまさに今なのではないか、と『金八』を聞いているとしみじみ思う。
『君に幸あれ さあ 天高く昇れ』
12.幸せの貼り紙はいつも背中に
幸せの貼り紙はいつも背中に - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
「PLAY BACK」からの流れでこの曲を置かれていよいよ神々しさが頂点に達する。
本当に『金八』というアルバムはまず曲順からして良い。どの曲もここにしか置けない!っていう場所にぴったりはまっててまるで奇跡みたい。
この曲は音源でピンとこなくてもライブで見ると絶対何かしら感じるものがあると思うのでぜひ現場へ足を運んでいただきたい。私もはじめはそうでした。
13.ハイタテキ!
そんな神々しさを自らぶっ壊すのもまたエビ中クオリティ。
好きなパートというよりかは真山さんのコテコテなアニメ声から繰り出される渾身の『だっちゅーの』と中山さんの『惚れた?』にすべて持っていかれる曲。
14.大漁恵比寿節
正直ライブで聴いたときからずっとクソ曲だと思ってたけど音源で改めて聞くとちょっとかっこいい。ので言及を避けたい。悔しいから。
真山さんが「お前が舵を取れ」とかいう長渕剛ライクなパートをもらっていたり、中山さんが「Indepandent」をぜんぜん発音できていなかったりといろいろ面白くて笑える。
それくらい。今では結構好きですとかあんまり言いたくない。悔しいから。
15.買い物しようと町田へ
買い物しようと町田へ - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
怒涛のバカ曲(※褒めてる)ラッシュ。ラストスパートに向けてアホ面しながら駆け抜けていくの、めちゃめちゃ楽しい。
日曜日に恋してるのである意味熱いラブソングっぽい。めちゃくちゃ派手で訳わかんなくてグッチャグチャだけどカッコいい。
また来週~!
柏木さんのこの一声でまた1週間の終盤、頭の「金八DANCE MUSIC 」 に戻るのをフォロワーさんのレビューを読んではじめて気づいた。すごい!楽しい週末の無限ループだ!エンドレスホリデイ!だってパーティー終わらない!
16.私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo)
私立恵比寿中学の日常(Epilogue):蛍の光(Demo) - 私立恵比寿中学 - 歌詞 : 歌ネット
私立恵比寿中学 2nd full Album『金八』特設サイト
最後にこの曲を持ってきたことにより生まれる壮大なカタルシス。アルバム特設サイトに寄せられた、この曲を生み出した尾崎世界観氏のコメントをあわせて読むとよりグッと心に来るものがある。
自分がやっているバンドが武道館でライブをした前日に、エビ中も武道館でライブをしていて、そのライブでメンバーが転校したというのを思い出した時に、ファンの人達のサイリウムが蛍の光に見える、蛍の光と言えば閉店の時に流れる音楽だから、卒業式でメンバーが合唱するイメージで曲を作りました。レコーディングは、ギターの弾き語りで一発録りでした。ギターを弾いている自分の目の前で、8人の声が重なったり少しズレたりしながら歌に なっていく瞬間が凄すぎて、まともに前を見れずにギターを弾く手元を見てるフリをして誤魔化しました。今頃になってちゃんと見ておけばよかったなと後悔しています。緊張感のある良い空気が入っていると思います。お好きなように、空気は読まずに、空気を聴いてください。
辛くなって不安になるときにいつも目の前で揺れる光の海
ありがとう蛍の光 もう電気をつけて行かなくちゃ
勢いだけで書いたらまた長くなってしまった。これでもまだ書き足りないくらい。
それだけエビ中メンバーの声が素晴らしいもので、かつお互いの声をお互い引き立てあっているということが少しだけでも伝われば幸いです。誰のどのパートが好きか饒舌に語ることが出来るのはエビ中楽曲ならではかな~と思うので、他の人の意見もぜひ聞いてみたいです。
なるべく均等に、前の記事で言及できなかった人のパートを多く取り上げるということを念頭に置いて書いてみたところ『金八』においては全体的に松野さんのパートがめちゃくちゃ好きなことに改めて気づかされた。だっておいしいところばっかりもらってるんだもの松野さん…個人的な『金八』賞は松野さんにあげたい。(?)
どうしても推しである真山さんのパートに言及したくなるのも必死でこらえた。でも本当は真山さんのパートならぜんぶ大好きだ。今回のアルバムではたぶんどの曲も意図的にときには過剰なまでに歌い方を変えていて、ぱっと聞いただけでは真山さんだとわからない箇所もあった(「早弁ラップ」等)。彼女の歌声は日々ますます表情豊かに進化しているのがわかる。急激な環境の変化やソロ活動から得たものが種をまいて着実に実を結んでいるのかもしれない。機会があれば本人に直接いろいろ伺いたいなあ。ああ真山さん…好き…。
8人それぞれの声をひとりずつ順番に追いかけながら1曲1曲聞き込んでいくのも楽しいアルバムなんじゃないかな~と思う。意識しながら8周するの。8ループ。8人8色のアプローチでそれぞれの曲に挑んでいるのがなんとな~く伝わってくるかもしれない。ついつい推しの声につられてしまう気持ちをほんの少しだけ抑えて聞いてみるのもまた一興なのでは?
もちろんさんざん言いまくってきた歌声だけでなくエビ中のパフォーマンスも大好きだ。心の底から笑えて無条件に泣けるエビ中のライブが大好きだ。こんなに非の打ち所がなくて何度聴いてもまったく飽きないアルバムを引っさげて春からツアーをしてくれるのがもう楽しみで仕方ない。夜しか眠れない。
ひとまず悶々としながら『金八』を聞きつつ、うららかな春の訪れをじっくり待つことにします。