どうみてもポメラニアン

長期記憶にするための覚え書き

推しの匂わせを科学する

タイトルはこれに寄せたかっただけで特に意味はないです。


アルカラ - キャッチーを科学する

 

ふと懐かしくなってApple Musicで聞いてた。いい曲。

2010年だって。引くわ。

 

このままいくと脱線するんで本題です。

 

推しが結婚した

誰とは言わんけど推し、結婚した。

ずいぶん長く付き合っていたひとと。

私がヲタクやりはじめた時期はもう交際してしばらく経った時期だったってことすか?という衝撃と、私が好きでいた間もずっとひとりの女のものだったのか、という絶望と、推しがこの世の誰かの旦那になった、という興奮とで正直未だに実感が湧かないでいる。どっか遠い国のおとぎ話みたいだ。

で、その推しや嫁の過去ブログやTwitterが匂わせだっつって若干のボヤ騒ぎになったし、なってる(現在進行形)。けっこう炎上した部類に入るのだろうかこれは。分からないけど、ネットの海の偏ったごく一部の隅っこを燃やし尽くしてるんですよ。ナウで。

 

推しと嫁が匂わせしまくってた

推しと嫁がやってたことは「お互いのキャラを好きだとブログをはじめとした各種SNSでアピールする」っていう行為で、個人的には、というかヲタク的には許しがたい行為だと思ってる。

だって、人によっては自分が死ぬほど入れ込んで愛しているキャラをしょうもない匂わせのダシにされたんすよ。愛するキャラを見るたびにこの醜い炎上風景を思い出して微妙な気持ちになるの、どう考えても地獄でしょ。

そして推しは自分自身もヲタクであることを全面的にアピールして「僕もヲタクなのでみんなの気持ちが分かるよ!」的な言動や行動を繰り返して信頼を得ていた人物だったので、この騒動の受け取り方によってはもう信頼ガタ落ちってわけです。同志と思っていたヲタクに裏切られたヲタクの傷つきっぷり、尋常でない。

 

まあ、よくよく見てみたら好きなバンドや好きなキャラクターとかもかぶってて、同じタイミングで話題に出したりしてたみたい。こういう匂わせ、他の人のは腐るほど見てきたけど、まさか推しにやられるとは思わなかった。

そりゃ8年も付き合っていればね。匂わせたくもなりますよね。わかるわかるぅ〜〜。フゥ〜〜〜〜!!!!!!!

 

推しも人間だったんだという感動

こんな感じで、ボヤ騒ぎが地味に止まらず愚痴垢も次々生まれて、その様子を見ているのかは定かではないけれど推しも徐々に釈明に回り出しており「こんなかっこ悪い姿を見ることになるなんて思わなかったな」とショックに思ったり、ほんのり憎い気持ちもあったり、「どうしてもっとうまくやってくれなかったの」と憤ったりするんだけど、「推しもちゃんと人間だったんだ」という謎ベクトルの感動も生まれた。

あんなにいつも飄々としていておしゃべりも上手できれいな言葉ばかりを慎重すぎるほど厳選してしゃべる人が匂わせによって少しずつ優越感や高揚感を得て、その瞬間だけ欲望にまみれてどろどろとした気持ちに支配されていたのだと思うともう辛抱たまらなくなる。推しもどろどろとした感情を抱えるちゃんとした人間だったんだという言葉にし難い興奮で何も言えなくて…夏。

今まで好きでいた時間もずっと誰かのものだったんだというべらぼうな虚無感と合わさって情緒がめちゃくちゃになってる。例えるなら旧劇の寝たきりになったアスカの乳を見て射精したあとのシンジみたいな感じです。

 

 端的に申し上げますと、素直に射精です。(最低な発言)

 

だって、なんやかんや世間の人も匂わせを叩きつつも匂わせっぽい行動、してるじゃないですか。日々。

彼女と遊ぶのに「いつも遊ぶ子」ってぼかしてみたりとか。向かいに座っている彼氏の指を少し写り込ませたパンケーキの写真をSNSにアップしてみたりとか。「相方さん」って言ってみたりとか。「今日は楽しかった(*´-`)やっぱり好きだなあ♡」という内容もクソもないツイートを一言だけ投下してみるとか。「最近あわせて飲んでるから黒霧島飲めるようになった」って誰に言うでもなくツイートしてみたりとか。特定の誰かのことを言っているわけではないですよ。一般論です。

あと最後のツイートは私です。「いつも遊ぶ子」ってぼかしてたのは職場の先輩です。彼女って言えよクソって思いました(妬み)。

と、挙げていけばキリがないのだから、匂わせたい気持ちはきっと誰にでも平等にあるものだと思う。そしてそんな誰しもが持ち合わせているどろどろした気持ちを推しも持っていたことが嬉しくて、悲しくて、すごく興奮する。

推しを神かなにかだと思っていたわけでもないし、何度も何度もステージに立つ姿をこの目で見ているし、なんなら椅子に座ると常にそわそわ落ち着きがなく指をいじったり足をバタバタさせたりする癖も知っているけれど、やっぱりどこかで異形の生物だと思っていた節があるから、思っていたかったから、推しが人間である証拠を掴んでしまった衝撃はデカかった。

同時に、自分のだいぶキマっている思想の存在に気づいて薄ら寒くなった。

 

 ただ、もうしばらくはお金を払って推しに会いに行くことはないんだろうなと思う。

私はやっぱり異形の生物じみた推しが好きだった。本心でもなさそうな言葉を次から次へと恥ずかしくなるくらい並べたてて喋る推しの昏い瞳の奥が好きだった。

推しが自分の中でふつうの人間になってしまった途端、興味がさっぱり消えてなくなってしまった。

前述のとおり、私は推しに対して非常に歪んだ愛情をもってヲタク活動をしていた。熱心にすべてのイベントに通うわけではなく、自分の都合のいいときに消費して悦に入っていただけだけれど、特に歌をうたっている推しが好きで、歌う姿を見るためだけに遠征したこともあった。

異形の生物じみた推しだったからこそ、私をこんなに熱狂させて劣情を催させてくれたのかなと思う。

 

人間になってしまった推しはもう、好きだった推しとは別の人と言っても過言ではない。

 

さよなら大好きな推し。さよなら大好きな推し。ただ都合のいいときだけ大好きだった、推し

6年間楽しかったです。あなたが選んで愛し抜くと決めたお嫁さんと末長く幸せに暮らしてください。

もし子どもとか出来たら、改めてあなたの子どもに恋とかしたいです。

 


モーモールルギャバン - ユキちゃんの遺伝子

 

モーモールルギャバンの「ユキちゃんの遺伝子」という曲が好きです。大好きだった「ユキちゃん」の子どもに恋をするっていう変態要素を圧力鍋でドロドロになるまで煮詰めたような歌詞なんですけど、こんな感じで私も推しの子どもに恋をしたいので、赤ちゃんの写真とかブログに上げて欲しいなって。

いや、推しは上げなさそうだけど、嫁は上げそうだな。

 

 

ぜんぶ夢だったらよかったのになって未だに頻繁に思います。