どうみてもポメラニアン

長期記憶にするための覚え書き

田村ゆかり LOVE LIVE 2015 Winter *Lantana in the Moonlight* @日本武道館

田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2015 Winter *Lantana in the Moonlight*」に行ってきた。武道館ツーデイズ。 FCイベントはみごとに落選したので(闇)ゆかりさんのライブに行くのがずいぶん久しぶりに思えてちょっと不思議な感じ。 そもそも声優さんのライブ自体超ひさしぶりでまるで家に帰ってきたかのような錯覚に陥る。ただいま、ゆかり王国…。

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ライブタイトルにも入っているランタナの別名が「シチヘンゲ(七変化)」ということで今回のライブのコンセプトも「ゆかりん七変化」だったそうな。 コンセプトどおりクルピヨンやゆかたんこと神楽坂ゆかさんも登場しつつの賑やかな、ゆかりさんのいろんな顔を見ることのできるライブでした。

それにしてもまず昨年2月から3月末まで開催された「*Fruits Fruits ♡ Cherry*」ツアーの幕間映像として使われたものの大人の事情でライブ映像にはまったく収録されなかった 「乙女戦士クルピヨン」の寸劇と続編をド頭に持ってきたり、2003年(コナミ時代真っ只中)に発売されたシングルのカップリングをセットリストに組み込んだり、昨年12月に発売された新譜に応募シリアルがつけられたライブとは思えないほど玄人好みな演出の数々に震えが止まらなかった。

もうひとつ面白かったのがいわゆるステージバック席も開放した会場内の構成。しかもステージバック席の前に道があり、そこをゆかりさんや桃色メイツ(ダンサー)がしばしば通る。立ち止まったりもする。 あんなステージ構成のライブを体験したのははじめてだったのでただただびっくりした。武道館があんなに小さく感じられるとは…。 ステージバック席からだと舞台上においてあるプロンプターもちゃんと見えるらしく、ゆかりさんもそのことをしばらく気にしていて面白かった(笑)「お~!とか言わないでね!?」と釘を刺される王国民。

「虹色バルーン」ではあらかじめステージバック席の人にのみ配布されていた7色のサイリウムによって武道館に虹がつくられていました。こういろいろ書き起こしてみるとやっぱり羨ましかったなあ、どちらかはこの席で入りたかった~~~!!!後の祭り…

セトリがとにかく渋くて定番崩しも頻繁に起きていたものの、大事なポイントはちゃんとハズさない素晴らしいセトリで2日間とも最の高。 ゆかりさんは1日目に『なにも変わらない』って言ってたけど、ゆかりさんが変わらないって言ってマジで何も変わらなかったことって今までない気がする。笑 1日目と2日目のセトリ変更点を思い出してみると「めろ~んのテーマ」→「メタウサ姫」、「mon cheri」→「Moonlight secret」、「チアガールin my heart」→「この指とまれ」…ぜんぶ好きな曲だからぜんぶ聞けてよかった…。 「mon cheri」「虹色バルーン」、大好きだからやっと聞けて涙が止まらなかった。しかもすてきな演出つきでというこの上ない贅沢よ。『待ちくたびれたよ』…。 「月華」→「君へ」→「夢色ラビリンス」→「虹色バルーン」→「不可触な愛」→「こっちを向いて」の流れがどう考えても鬼。いまが本当に2015年なのか本気でわからなくなってくらくらした。ちょっとしたタイムスリップかよ?「こっちを向いて」なんてぜったい生で聞ける機会なんてないと信じきっていたよ?

「夢色ラビリンス」で何故かいつも号泣してしまうタイプのオタクなんだけど今回の演出が素晴らしすぎてまた泣いた。純白のミニドレスを翻しながら王子さま(男装をしたメイツちゃん)と踊るゆかりさん、そのまわりを取り囲んで楽しげにさえずるように飛びまわるメイツちゃん。かわいさ二重丸。そこはかとない宝塚臭にまたときめく。

アコースティックコーナーのときに傍らに置かれたランタナの鉢越しに映るゆかりさんの物憂げな表情に釘付けになってしまった。2日目は特に大きなモニターがとてもよく見える席で演出も表情もきれいに見られるのでわりとモニター頼りだったかもしれない。照明やゆかりさんの表情の移り変わりを食い入るように見つめることができた。至福の時間。 だからこそ「エキセントリック・ラヴァー」でいきなり画面が真っ暗になって内心ドキッとした。『本当の私を見つめて キミのその眼で』ってこと…?

「エキセントリック・ラヴァー」、本編ラストに飛び込むようにイントロが鳴ってラストにゆかりさんがマイクスタンドを勢いよく引き倒して去っていく、強引に幕を下ろすような演出にすっかり目を奪われてしまった。余韻も何も感じさせないのが潔くて心地よい。今までになかったタイプの曲だからいったいセトリのどこに組み込むのかなあとひそかに考えていたので正解を与えてもらえてうれしい。歌うとしたら確かにあのタイミングしかなかったよな~。
田村ゆかり/「エキセントリック・ラヴァー」MUSIC VIDEO - YouTube 甘い世界観の中で生きるかわいらしい田村ゆかりさんしか知らない人が聞いたらきっとびっくりするような一曲。これからのツアーで磨かれて洗練されていくのが楽しみ。

「エキセントリック・ラヴァー」と同じシングルに収録されている「まだ好きでいさせて」にも存分に心かき乱されてしまった。 リフトに乗って天高くのぼっていくゆかりさんの背中からは後光が差していました。

ゆかりさん楽曲はポップで明るいものばかりが日の目を見がちだけれどミドルテンポの曲こそ至高なのです。はやくアコースティックライブやってくれ~。

1日目の着地場所を見失いがちな心の闇丸出しのMCとは打ってかわって2日目はは何となくきっちりとした印象を受けたので、メインで映像化されるとしたらたぶん2日目なんだろうな〜。と思っていたらカメラがなかったという情報を目にしてしまいもう何が真実なのか!!!!わかりません!!!!!!

そして七変化ということもあって今回かなり出張ってきたゆかたんこと神楽坂ゆかさんのパートに関しては、個人的には嫌いじゃないけどゆかりさんのライブはゆかりさんの曲を聴きたいよ…という思いがどうしても拭えない。 でもゆかたんに扮している(あえてここではこういう表現をします)ゆかりさんがとにかくかわいくて楽しそうで。完全台本だから楽なのかもしれないし。いまの「田村ゆかり」ではできない・または様々な事情でできなくなってしまったことが「神楽坂ゆか」だったらできるのならばもっと許容するべきなのでは、などとついいろいろ考え込んでしまった。 そんなモヤモヤも吹っ飛ばしてくれるほどゆかたんの横で圧倒的な存在感をみせるパイナップルの着ぐるみにとても癒された。イメージ的にはドアラ氏に近い動きの数々。「とげとげで刺しちゃうわよ!」という歌詞に合わせて自分の頭のとげとげを客席に向けたり芸がいちいち細かい。彼に会いにゆかたんライブに行きたいくらい(謎)。


2007.10.13 凄い勢いで踊るドアラ - YouTube

 それと本筋とはあまり関係がないところだけどステージの真ん中にマイクをそっと置いて立ち去ろうとしたゆかたんにとてもグッときたし同時に肝が冷えた。過剰反応するオタクは何をやってもダメ。

ゆかりさんがオタクの振りコピをやや煙たがることと1日目に話してた「悔しくなっちゃうから同業者のライブには行かないし、ほかのアーティストさんのライブにもあんまり行ったことがない」という発言は通ずるものがある気がするなあ、と公演中の本人を見ながらずっと考えていた。常に高い意識とブレないプロ意識の塊のようなひと、ものすごい努力をしているのにそれを微塵も感じさせない白鳥みたいなひとだなあとライブに行くたび思う。

そんな毒気と心地よさを感じられる絶妙な配分のおふざけ成分と甘さ120%の完璧な世界観がないまぜになったライブの一番最後に放った言葉が『私はとてもネガティヴな人間なので、心配させちゃうこともあるかもしれないけど、これからも支えてくれるとうれしいです』って、すさまじすぎるでしょ。こんなことを大好きな人に言われて自我がブッ壊れない人間がいるならいますぐ手をあげて欲しい。思わず膝から崩れ落ちるほど泣いてしまった。 これほどまでにしっかりと着実に積み上げてきたキャリアがあるのに、「御三家」と呼ばれることすらあるのに、まだまだ『ほっとけない』『支えなきゃ』と猛烈に思わせる力があるのはすごいしずるい。絶対にこのひとから一生目が離せないに決まっている。 「エキセントリック・ラヴァー」みたいな2面性のある曲と「バンビーノ・バンビーナ」のような純粋さあふれる曲が混在するセトリとあわせていま思い出してみても三半規管がおかしくなりそう。 とりあえず田村ゆかりさんの笑顔が世界で一番好きということしかもうわからない。

わからない!!!!!こんなにずっと大好きなのに田村ゆかりさんのことがまだ何もわからない!!!!!! わからないから4月からのツアーはなるべくたくさん回るぞ!!!!!!!!!